人生を変えたい人が使ってはいけない言葉

たくさんの部下を見てきたぼくですが、やはり各個人の成長には個人差があります。

人が成長する上でその人の性格が大きく関わってくることは周知のことではありますが、特に成長が遅い人が多用する言葉が2つあります。

残念ながらその言葉を使う人が、大きく成功した事例に未だ出会ったことがありません。

〜だと思います

特に日本人に多い傾向ですが、物事を断定的に言い切ることに抵抗を感じる人がいます。

自分がそう思っているのであれば、「〜だと思います」ではなく「〜です」と言い切ればいいのです。

「個人的には〜」「私見ですが〜」などと遠慮がちに意見を言う必要はありません。そもそも個人的でない意見などありません。

これらの言葉を使う背景には、他人の意見を否定してはいけない、自分の意見を主張しすぎてはいけない、という思いがあります。

しかし、他人と意見が違うことなど当たり前のことです。それにもし意見が違ったとしても、それは一つの考えとして受け入れればよいのです。意見が違うからといって必ずしも対立するわけではありませんし、ましてやその人の人間性を否定するものではありません。

さらに、自分の意見が間違っていたときの保険として「〜だと思います」を使う人もいます。

間違ったり失敗しない人間は存在しません。
間違っていればそれを認めて訂正すればいいだけの話です。それは確かに恥ずかしいことではありますが、恥をかくことを恐れていては何の成功も得ることはできません。

「〜だと思います」が癖になってしまっている人は、自覚することなく上記のような意識で行動していることが多いです。

成功や成長からは、ほど遠い行動であるといえるでしょう。

忙しい

限られた時間の中でやることが多すぎることは確かにありますが、「忙しい」という言葉で片付けてしまっては人間は成長しません。

すべての人には1日24時間が平等に与えられています。やることが多くて時間が足りないと感じる人は、まずそれら作業の必要性と効率を見直す必要があります。

本当にその作業を行う価値があるのか?
今行っている作業は、自分がやりたいことにつながっているのか?
もっと短時間でその作業を行う方法はないか?
自分の他にその作業を行ってくれる人はいないか?

人生をうまくコントロールしている人は、ただがむしゃらに目の前のタスクをこなしているわけではありません。やるべきこととそうでないことを分別し、限りある自分の時間を有効に活用しています。

「忙しい」という言葉で自分を納得納得させてしまっている人は、自ら改善と成長の可能性を奪っています。