成功する人にとっての「がんばる」とは、徹夜して働くことではない
「がんばる」という言葉はとても抽象的です。
仕事はがんばらなくてはいけない、成功している人はみんながんばっている、と言われると自分もがんばらなくてはと思えるのですが、さて「がんばる」とはなにをどうすることなのでしょうか。
少なくとも一意的な言葉であることは無さそうです。
人によって「がんばる」という行動は異なりますので、がんばったかがんばっていないか、がんばるべきかそうではないか、というものを基準にしてしまってはいけません。もう少し具体的な行動に落とし込む必要があります。
成功している人の「がんばる」とは?
ぼくの知る限り、成功している人は毎日徹夜をしたり、休日働いていたりということはあまりありません。
では彼らが「がんばって」いない人かというとそうではありません。
彼らはとてもエネルギッシュに日々活動しています。
- ルーチンワークを自動化するためにプログラミングを学ぶ
- 自分ができないこと(やりたくないこと)を外部に発注するなど、代わりにやってくれる人を探す
- 自分の思いや考えを伝えるために人との交流を増やしたり、アピールできる場に積極的に赴く
- いつもベストな状態でいるために睡眠や自由時間を確保している
これらが成功している人にとっての「がんばる」です。
逆になかなか成功できない人は、体力の限界までがんばったり、嫌なことに耐えたりするなど、「自分を酷使すること」をがんばることと捉えているふしがあります。
「がんばる」ことは才能がなくてもできる
ぼくは、成功する人は何か特別な才能があったり、カリスマ性がある人だと思っていました。
なぜなら彼らは、ぼくとは比較にならないくらいの人脈があり、スキルがあり、経験を持っていたからです。
ぼくは人とつながりを作ることが苦手ですし、なかなか勉強も続きません。たくさんの友人に囲まれて日々有意義に過ごしている人は、自分とは違う世界に住んでいるように感じられました。
しかし、成功している人と話をするうちにこの考え方は変わりました。
彼らは「がんばって」人と交流したり、「がんばって」新しいことを勉強していたのです。
ほとんどの人が最初からそのようなことができたわけではありません。ぼくが才能だと思っていたものは、「がんばって」身につけた彼らの努力の成果だったのです。
ぼくには何の才能もありませんが、「がんばる」ことはできます。