人生を浪費する原因!それでもあなたはテレビを見続けますか?
低収入世帯ほど、テレビの視聴時間が長い
「リアルタイム視聴」と「録画番組視聴」を合わせ、
世帯年収2万5000ドル未満(約295万円未満)は1カ月に211時間14分だった。
同2万5000ドル~5万ドル(約590万円)は172時間25分、
同5万ドル~7万5000ドル(約885万円)は144時間30分、
同7万5000ドル以上は113時間41分。
ぼくは10年ほど前から、ほとんどテレビを見ていません。そもそも結婚するまでテレビを持っていませんでした。
ですので、世の中に疎いとよく言われます。AKB48というアイドルグループがいることは知っていますが、そのメンバーの名前は1人も知りません。
テレビは人をダメにする
ぼくがテレビを見ない理由は、テレビを見ることで人は頭が悪くなり、思考能力が衰えるからです。
テレビは受動的なメディアです。テレビを見ている視聴者側が何も考える必要がなく、何も伝える必要がない、ただ一方通行で情報が提供されます。
まったく脳を使わなくても、ただぼーっとみていられるメディアがテレビです。
しかし、能動的な行為である読書はそうはいきません。文字として取得した情報を頭のなかで整理し様々な情景を想像したり、登場人物の心境を推測したりする作業が必要になります。
脳を使わずして読書をすることはできないのです。
テレビでは、悲しいシーンでは悲しい音楽や悲しい顔をしたタレントのリアクション、楽しいシーンでは明るい曲に合わせてみんなが盛り上がる、など、様々な映像やタレントのリアクションによって、まったく脳を使わなくても、状況を把握することができます。
近年ではご丁寧にほぼすべてのセリフにテロップが用意されており、視聴者は音声で文字を聞き取る、という行為さえしなくてもよくなっています。
これでは脳は衰える一方です。
テレビはこれからもっとダメになる
本当に恐ろしいのはこれからです。
テレビに慣れてしまった、脳が衰えてしまった人たちが、テレビ以外のコンテンツを楽しむことは簡単ではありません。
先に紹介した読書、難解な映画、価値のあるスピーチやセミナー、様々な学問などは、テレビの何倍も知識欲を満たすことができるコンテンツではありますが、自分で考える力や想像力がなくては楽しむことができません。
そのため、テレビに慣れてしまった人は、テレビしか楽しむことができません。
そうなると、テレビを作る側としては、そういった人たちに理解できる、質の低いコンテンツを用意しなくてはならなくなります。
脳は筋肉と同じで、使わないと衰えていきます。どんどん衰えていく脳に合わせて作られていくテレビは、当然、どんどん低レベルになっていきます。
テレビ以外にも面白いコンテンツはたくさんある
冒頭の調査結果が示すとおり、脳が衰えた人たちが社会的に成功し、大きな収入を得られることはありません。
成功したい、収入を増やしたいと考える人は、今すぐテレビを見ることを止めるべきです。
テレビは面白いから止めれそうにない、と思ってしまった人はかなりまずいです。低レベルな脳に合わせて作られているコンテンツを面白いと感じてしまっていることに、危機感を覚えなくてはいけません。
手始めにお勧めなのはラジオです。テレビと比べて「目」を使うことができないメディアのため、様々なことを想像する必要があるので脳を使います。
ラジオが最高のメディアというわけではありませんが、少なくとも今のテレビよりは何倍もマシです。
たくさんのメディアやコンテンツが溢れている現代、なにもテレビだけが楽しさを得られるメディアではありません。
娯楽とはいえ、日頃から脳を使っておかないと、仕事の中でもいざという時に適切な判断ができなくなります。