AIに仕事を奪われることを恐れている人の特徴

ここ数年間のAIの進歩には凄まじいものがあり、ぼくも今一番時間を割いて勉強をしているのがAI(機械学習)です。

これまで人間が行っていた仕事のいくつかが、今後AIによってさらに機械化・自動化されることは間違いないでしょう。
そのことを心配する声も数多く上がっており、巷ではAIが普及すると人間の仕事が奪われる、といった話題が尽きません。
AIに奪われる仕事・奪われない仕事のランキングなども目にする機会が増え、自分の仕事がAIに取って代わられるのではないかと戦々恐々としている人も少なくないことでしょう。

しかし、AIに仕事が奪われることがそんなにいけないことなのでしょうか
ぼくはまったく逆で、AIがぼくの仕事を代わりにやってくれるなら、それはとてもありがたいことだと考えています。

AIに仕事を奪われる心配をしている人は、そもそもAI以前に仕事に対する取り組み方、考え方に問題が多いのが現状です。

 

 

AIを使って自分の仕事を奪いに来るのは、自分以外の誰かだと決めつけている

AIは道具です。自ら意思を持ってぼくたちの仕事を奪いに来るわけではありません。

業務を効率化してコスト削減をしたい経営者が、今後積極的に取り入れるとされているのがAIです。

これはなにも今始まったことではありません。古くは産業革命以降、近年ではコンピュータやインターネットの登場によって、これまで人力でやっていた仕事が機械によって自動化されることなど珍しいものではなかったはずです。

仕事が自動化される度、これまで人力でやっていた人はその仕事を失い、自動化に成功した人はさらに富を得たことでしょう。
AIも一つの道具である以上、これとまったく同じことが起こります。AIに仕事を奪われる側と、AIによってさらに富を得る側に分かれることになるでしょう。

AIに仕事を奪われたくない人は、自分がAIを使えばよいのです。今やっている仕事を自分の代わりにAIにやってもらって、空いた時間で自分は別の仕事をすれば、とても有意義に時間を使うことができるでしょう。

ただ一方的に「奪われる」心配だけしている人は、新しい技術を学ぶこと、それを使うことを最初から放棄しているのです。

 

仕事は同じことを一生続けるものだと思っている

定年まで同じ仕事を続ける、といった時代は終わりました。
時代についていくためには新しいことを学び、日々の中で実践していくことがなによりも大事です。

これまで人間が行っていたことを代わりにやってしまう「AI」というすごいものが登場するのであれば、なぜそれを学ぼうとしないのでしょうか

これまでやってきたことの範疇で、これからもなんとかしようとしてはいけません。これまでに蓄積した技術などはどんどん捨ててしまいましょう。

 

「今はまだない仕事」という発想がない

前述のAIに奪われる仕事・奪われない仕事のランキングなどもそうですが、なぜ今現存する仕事だけにフォーカスして話をするのでしょうか。

インターネットが普及して、様々な仕事が自動化された反面、これまでなかったたくさんの仕事が世に生まれました
技術革新があるとき、仕事は無くなるだけではありません。AIが普及することで「今はまだない仕事」がたくさん生まれることでしょう。

AIが普及するとこのような新しい需要が生まれるはずだ、と予想して行動するほうが何倍も楽しく、もちろんたくさんのリターンも得られることでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。
AIを始めとする新技術は、今以上に人類を豊かにするために生み出されます。
しかし、学ぶことをあきらめてしまっては上手く技術を使いこなす「人間」にいいように利用されてしまうかもしれません。

技術と知識の量が、その人の人生を良い方向にも悪方向にも左右してしまうのは今に始まったことではありません。