一緒に飲みに行ってはいけない人の4つの特徴
ワークライフバランスが叫ばれるようになった昨今、会社の飲み会は得てして悪者にされることが多くなりました。
「会社の飲み会は行くな!」と声高に叫び、飲み会のデメリットを挙げていくことは簡単ですが、一括りに「飲み会」を悪いものとすることには違和感を覚えます。
その内容や目的によって、飲み会の意義は如何様にも変化します。
意味のある時間を過ごすことができるか、ただ徒労に終わるのかは飲み会に参加しているメンバーによって大きく左右されます。
☓:愚痴る ○:問題提起をする
飲み会の場でよくありがちなのは「うちの会社(部署)は間違っている!」などの会社・組織やシステムの批判です。
このこと自体は、必ずしも悪いことではありません。どのような組織にも問題点はあり、誰かが声を上げないとそれらは改善されることはないでしょう。
ただ、批判を口に出してスッキリしてしまっていては、それは愚痴で終わってしまいます。
問題点をいかにして解決できるかを議論し実行に移すことで、その批判は問題提起となり建設的な行動となります。
上のような批判が出てきた時、ぼくはスマホでスケジューラーを開いてこう言うことにしています。
「よし、その問題の責任者はA課長だね。明日そのことを解決するために話をしよう。ちょうどぼくとあなたとA課長のスケジュールが明日空いているから今会議室押さえちゃうね。」
こういった時に慌てて「いや、そういうことじゃなくて」と止めにくる人は、まず間違いなくただ愚痴りたかっただけです。
言葉は悪いですが、愚痴る人と飲んでいても時間の無駄&精神的に疲れますので、なるべくその人と飲み会に行かないようにしましょう。
逆に、本心からその問題をなんとかしたいと考えていた人は、とまどいながらも問題解決に向けての方法を相談してくることでしょう。
☓:馴れ合う ○:交流する
飲み会は人と人との交流の場と言われますが、「あいつってひどいよな、おまえもそう思うだろ?」と、ただ同意を求めるだけの関係はただの馴れ合いであって、何も得られるものはありません。
いつものメンバーでいつもの店で、というお決まりの飲み会は十中八九馴れ合いですので、家に帰って読書でもした方が確実に有意義な時間を過ごせます。
逆に、これまであまり話すことがなかった人との飲み会や、常に進歩している人と近況を語り合う、と言った時間は、なにか新しいものを自分にもたらしてくれる可能性があります。
☓:自慢をする ○:知見を深める
酔った勢いで自分のことしか話さない人と飲んでいても、何も得るものはありません。そのような飲み会に行く価値はありません。
向上心のある人は、いかなる時でも周囲から何かを得ようとアンテナを張っています。
他人が知っていることや経験してきたことに興味を持って聞き出そうとする人、さらにそのことで自分を成長させようと考えている人とは、同じ時間を過ごすことでとても刺激になります。
☓:昔話をする ○:未来の話をする
酔っ払った人はその人にとって一番楽しい(楽しかった)話をします。
「あのときはよかった」「俺はすごかった」などと、人生のピークが過去にある人と話していても楽しくありません。
まだ見ぬ未来が楽しくなるものと信じてこれからの話をする人からは、たとえその内容がどのようなものであってもエネルギーを貰うことができます。
いかがでしたでしょうか。
「飲み会」自体は悪ではありません。問題は一緒に飲みに行くメンバーの意識です。
古代ギリシアの哲学者デモクリトスは「多くの愚者を友とするより、 一人の知者を友とするべきである」との言葉を残しています。飲み会も友人も数ではなく、その質を高めることが自分の成長につながることでしょう。