効率の良い仕事は、「あること」をやらないことから始まる
あなたは効率よく仕事ができていますか?
誰もが効率よく仕事をやりたいと考えています。
効率よく仕事を行えば早く帰ることができます。上司からの評価も上がります。新しい趣味や勉強の時間も取れることでしょう。
では「効率よく」とは具体的にどうすればよいのでしょうか?
先月やらなくてもよかったことは?
あなたは先月の行動を記録していますでしょうか?
手帳でもスケジューラーアプリでもなんでもよいのですが、もし先月や先週の行動が記録してあればそちらを見直してみましょう。記録してなければ今日から記録しましょう。
さて、先月(先週)の行動の中で、今考えればやらなくてもよかった行動はどのくらいありましたでしょうか?
その行動をしなかったとしても、特にマイナスはなかった。
その行動をしなかったとしても、いま特に困ることはない。
その行動をしたことで、特にプラスになったことはなかった。
これら今考えればやらなくてもよかった行動を今後やらないようにすることが、効率的な行動につながります。
やることを増やすのではなくて減らすこと
人が1日にできることは限られています。肉体的労働のみならず頭を使った労働にも限りはあります。
効率よく仕事をするためには何をすればよいか?
となにかを始めることで効率の良い仕事をすることはかなり難しいです。
それよりも現状の行動の中から、やらなくてもよいことを1つずつ消していき、意味のある行動のみを残していくほうが、簡単ですし確実です。
勇気を持ってやめること
しかし、なにかをやめることは口でいうほど簡単ではありません。
会議、資料作り、調べ物、打ち合わせなど、今思えばやらなくてもよかった行動も、当時はなにかしらの理由があってやっていたはずです。
これらをやめるためには、なによりも勇気が必要です。特に他人が関わる会議や打ち合わせなどでは自分だけ参加しないということも難しい状況もありますので、議事録や会議後の行動結果などを記録しておき、他人に向けた「やらないほうがいい理由」を用意しておくことも大切です。
人間は過去から学ぶ人と、いま現在の感覚で動く人の2種類に分類されます。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」ビスマルクの言葉を出すまでもなく、どちらが成功する人間であるのか、200年前からすでに結論は出ているのです。